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ておいてあげる」ということはむしろ相当におやりいただいているように私は思っているが、さらに今度は、「認識」ではなくて「意識」としてそうしたところまでいくのが、まさに本当の意味での連携、魂のこもった連携であるということ、単に教示をするということだけではおそらく連携にはならないのだということを考えながら、そのためにどのような手だてがあるのか、というようなことを宿題として頂戴したのではないかと思っている。

 

司会

ありがとうございました。それでは外国からお見えになったお二人の方に、連携についての今までの話から何かご感想があれば、ごく簡単にお聞かせいただきたいと思います。

 

ユージン・ビガノフスキー(国際オンブズマン協会事務局長)

合理的なポイントとして2つ申し上げたい点がある。これは今お話に出ている相互の連携という問題の中心にも関わることであるが、オンブズマンとしてのミッション(使命)がある。ミッション・ステートメントの一番中心にくるのは、教育、啓蒙ではないかと思う。それこそが、オンブズマンが政府の諸機関と市民との中間に位置するものとして価値を最も発揮できる分野ではないかというふうに思う。すなわち、オンブズマンが教育的な要素を提供することによって、市民と公共の諸機関との関の信頼性を高めていくということにつながるわけである。

窓口はできるだけ多い方がよいということになると思う。それによって、様々な地域のグループがこぞって情報の共有化を図れるようにするべきだというふうに思う。例えばマスメディアも入ってくるであろうし、コミュニティーとしてのグループあるいは行政相談委員もあるであろうし、様々な専門家あるいは議員といったすべてのグループに、広範に情報が流れるようにしなくてはならない。しかし、そうするためには、中心の震源地としてのオンブズマンの方から、啓蒙あるいは教育というものが連携をとりながらよく運営されるようにしていく、というニーズがあると思う。

したがって、先程のマレーシアの首相府苦情調査局長がおっしゃったことにも繋がるわけである。すなわちサービスのギャランティをするということ、しかし、そうすることは必ずしも結果をギャランティすることにはつながらないということである。つまり、オンブズマンの意思決定が、たとえば当該官庁を管轄するものでない場合があろうし、場合によっては、それ以外の関係諸機関・団体に帰する場合もあると思うからである。ここで、私の方からハンドブックというか指示書のようなものを出すということが可能である。そして、それによって、私とともにこの役職に当たってくれる様々な人に教育的なあるいは啓蒙的なお役に立てば、といって用意しているものがある。また、苦情の公聴会が開かれるときには、それに私とともに一緒に居てくれる人たちに対してもそうしたものを用意することによって、その人たちの理解を深めていきたいというような形で対応している。

 

カム・チウ・ウン(マレーシア首相府苦情調査局長)

申し上げたいことは沢山あるが、行政相談委員とかということについては私自身知

 

 

 

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